2016年活動実績2016年活動実績

5月19日 テーマ
地震観測で探る地下のようす
 
内容
私たちの生命や財産を脅かす地震。それらは一般的には地下の深い場所で発生しているために、現象の一部始終を目で見て観察することはもちろん、ごく近くに機器を置いて観測することもできません。そのため、私たちは地表付近に設置した地震計とよばれる器械の記録などを手がかりに、どこで何が起こっているのかを知り、その発生メカニズムを理解しようと取り組んでいます。
特に地震発生をいち早く把握することは、防災上も重要です。このように大きな役割を担っている地震観測はどのように行われ、その記録からはどのようなことが分かるのでしょうか。地震観測 とその解析の最前線の話でした。
現在も地震が頻発している熊本地震にも触れ、日頃の備えの大切さを感じました。
  講師 浅野 陽一 宅配先
4月21日 テーマ
植物ホルモンの不思議な働きと農業への応用
 
内容
環境の変化に対して、動物のように条件の良い場所に移動できない植物独自の適応能力を身に着けています。そのひとつに光、水、温度、栄養、病原菌などの環境条件の変化に応じて植物ホルモンを調節し、生長を制御しているのです。古くはジベレリンの構造解析にはじまり、アブシジン酸、オーキシン、サイトカイニン、ブラシノステロイドや新しい枝分かれ抑制ホルモンのストリゴラクトンの研究まで、理化学研究所は植物ホルモン研究の世界をリードしてきました。
植物ホルモンの不思議な働きを紹介し、更に農業への利用にも触れた講義でした。
  講師 神谷 勇治 宅配先
3月17日 テーマ
毒素を作る悪玉菌と抗生物質を作る善玉菌
 
内容
私たちの周りにはたくさんの微生物がいます。例えば、土壌1g中に、細菌は約5,000万、 真菌は約20万、放線菌は約1,000万が存在すると言われています。その中には、食中毒や感染症を引き起こす悪玉菌や、医薬や農薬となる物質を生産する善玉菌が存在します。2015年のノーベル生理学・医学賞は、寄生虫病に有効な薬を作る放線菌を発見した大村博士に与えられました。
大村博士の研究業績を紹介するとともに、私たちがが土壌から分離した放線菌とそれが生産する化合物のことを紹介されました
  講師 長田 裕之 宅配先
2月16日 テーマ
スピンを操る
 
内容
物質はすべて電子と原子核、陽子と中性子からなり、その他の素粒子として光子、ミューオン、ニュートリノなどがあります。
これら全てはスピン=自転を持ち、この内電荷の自転を伴う粒子には磁場が発生します。物質を構成する前3者はすべて磁性を持ちますが。それにもかかわらず、この世には磁石も、磁石に引かれる物資も極めて限られています。
核子の磁場は強度的に無視してもよいが、なぜ、電子の磁場がはとんど現れなくなってしまうのか。この理由は化学結合のでき方と深くかかわっており、これを理解すると、今度はスピンを使って化学反応を制御できるようになります。
今回は化学反応の外部磁場による制御、さらに電子スピンを直接操作することによる、より詳細な制御の紹介がありました。また、巷にあふれる磁気健康グッズの真贋の判定法についても紹介がありました。
  講師 坂口 善生 宅配先
1月21日 テーマ
インダストリー4.0[その未来、課題、インパクト]
 
内容
最近ドイツからはじまって話題になっている第4次産業革命“インダストリー4.0”とはどんなものか、 従来の産業構造や経済社会のしくみを大きく変えるといわれるこのプロジェクトについて具体的に説明します。
また、“インダストリー4.0”が世界にもたらすインパクトと我が国のなすべき対応についてでした。
  講師 永野 博 宅配先