2015年活動実績2015年活動実績

12月17日 テーマ
日本のリンゴが世界-おいしい理由
 
内容
日本が世界に誇れるものの一つに果物があります。たとえば、リンゴの「ふじ」は、昭和14年に交配され、現在では日本だけでなく、 リンゴの主要国で栽培が行われ世界一の生産量となっています。この土とは、品種改良の成果がリンゴ産業の革新につながったと言っても過言ではありません。
また、優れた栽培技術により果物の外観の美しさや品質はトップレベルにあり、わが国の農産物輸出の主要品目となっています。
今日の講義は、明治以降どのようにリンゴ生産が発達してきたか、また、品嘩や栽培技術の開発など研究面での貢献について解説するとともに、今後、果樹研究の果たすべき役割についてのお話しでした。
  講師 別所 英男 宅配先
11月19日 テーマ
錯覚と視覚のメカニズム
 
内容
視覚では網膜上に投影される2次元像から3次元的な知覚像を得ている。
感覚系において物理的状態とは異なって知覚されることを錯覚と呼び、視覚における錯覚は錯視と呼ばれる。 日常の環境上には多くの錯覚要素が潜んでいるが、当たり前とした気付かないことがしばしばである。 錯視は現実とは異なって知覚され、間違いを引き起こす不都合なものと考えられがちである。
錯視は視覚システムの正常で大切な機能の一部が顕在化されたものであり脳の内部での視覚メカニズムを探る有力なプローグとして利用されている。
今回は脳の構造や3次元知覚の手がかりなどについて概観し、講師らによって見出された3次元の錯視現象を体験してもらう。さらに最近話題になっている変則的運動知覚8静止画像が運動して知覚される メカニズムを説明する一般化モデルと視覚メカニズムの研究を紹介する。
  講師 出澤 正徳 宅配先
10月15日 テーマ
地下鉄の新しい技術
 
内容
現在の東京で交通機関としてもっとも親しまれ利用されているのが地下鉄です。
編みの目のような路線の制御や、大量輸送が可能になるのも、地下鉄が、総合技術としての鉄道システムによって支えられているからです。
ここでは、東京メトロにおける鉄道システムを構成する各技術要素の概要と、各技術要素の連携について現況を紹介します。
  講師 村尾 公一 宅配先
9月17日 テーマ
燃料電池自動車の開発
 
内容
これからの社会にとって、自動車の果たす役割はますます大きくなっていく中で、ガソリンに代わる新しいエネルギー源が求められており、 燃料車轢穣やC)自動車は水素を燃料とする点で新時代のホープと目されています。
MIRAI(FCV)を開発したトヨタ自動車の実際の開発の状況や実用化への見通しなど興味深いお話でした。
  講師 中井 久志 宅配先
7月16日 テーマ
術中情報とITで進化する医療
 
内容
最近では大変難しいとされる脳の手術も、術中MRIやナビやITを利用することによって安全かつ確実に行われるようになりました。
患者さんと執刀医が対話しながら、脳内の悪い部分をとりのぞくことまで可能になっていると言われています。
医療を大きく変えるITを活用した手術技術のお話でした。
  講師 村垣 善浩 宅配先
6月18日 テーマ
「未来の光」深紫外線、テラヘルツ光の魅力
 
内容
一昨年ノーベル賞に輝いた青色LEDよりもさらに2倍もエネルギーの高い「深紫外線」は殺菌や浄水、空気浄化、院内感染防止など 様々な用途に利用できる“未来の光”として注目されています。
また、“電波”と“光”の両方の性質を兼ね備えたユニークな光「テラヘルツ光」は、いろいろな物を透過して内部の様子を調べる透視検査・診断、医療に使える“夢の光”です。
今回はこれらの光源の実用化へ向けた開発で「今後の日本の産業発展への大きな貢献をするべく、道への挑戦の最前線の研究の話でした。」
  講師 平山 秀樹 宅配先
5月21日 テーマ
理研RIビームファクトリー[原子核とその応用研究の歩み]
 
内容
2007年、10年の歳月と500億円を投じたRIビームファクトリーが運転を開始しました。
この次世代の重イオン加速器施設は、加速器を用いて重イオンビームを高速に加速し天然には存在しない原子核を人工的に発生させる世界一の装置です。
この施設の誕生によって、原子力を生み出すウランが宇宙でどのようにして生まれたのかという「元素の起源」の解明や、ウランを原発で燃やすとできる廃棄物のやっかいな放射能を低減化する研究が初めて可能になりました。
これらの研究成果とそこから生まれた応用研究など興味のある講演でした。
  講師 矢野 安重 宅配先
4月16日 テーマ
マイクロバブルとナノバブル[小さな気泡の不思議な世界]
 
内容
泡は我々に馴染みのある存在です。水槽のブタブクは金魚の命をつなぎ、ピールの泡は愛飲家に喜びを与えます。 そんな泡を小さくしていくと、思いも寄らない機能が現れることが分かってきました。
マイクロバブルは毛髪の太さの半分にも満たない存在でありながら、今まで処理できなかった汚染された水を綺麗にしたり、半導体のような電子部晶を洗浄したりすることができます。
一方、ナノバブルは目には見えないほど小さな存在なのに魚や植物を大きく育てたり、恐ろしい細菌やウイルスを破壊したりすることができます。
今、この小さな泡が持っている不思議で強力な機能が大きな注目を集め始めています。講演では小さな気泡のメカニズムや、工学や農学、医学など幅広い分野で活躍する事例について紹介します。
  講師 高橋 正好 宅配先
3月19日 テーマ
宇宙に生物はいるか
 
内容
昨年末、NASAは「微生物に由来する可能性を否定できない有機物を火星で検出」と発表しました。
宇宙に生命体が存在するかどうかは、私たちが長い間興味を持ち続けているナゾです。この問いの答えに迫る方法はいくつかありますが、現在、天文学や惑星科学の側面からいくつかの努力が続けられ、 地球のような惑星はたくさんあることがわかってきつつあります。
今回はいくつかの視点で、天文学からのアプローチがどのようになされ、どのような答えが得られているのか、あるいはどこまでわかっているのかについて紹介します。
  講師 渡部 潤- 宅配先
2月19日 テーマ
脳とコンピュータ
 
内容
私たちは情報を司る素晴らしい器官、脳を持っています。これは、人類が進化の過程でほかの生物とは違い脳の機能を発達させその結果、 ここに心が宿り、知恵が働き社会と文明が生じました。
脳は、遺伝子や分子、神経細胞、ネットワークという、階層の異なる様々なシステムが組み合わさってできている素晴らしい装置です。
脳の仕組みと心の働きを、もう一つの優れた情報処理装置、コンピュータと対比しながら考えてみたい。
人工知能はどのように発展しているのか、ロボットは心を持てるのかなど、脳と心とコンピュータについて、想像をめぐらせられた講義でした。
  講師 甘利 俊- 宅配先
1月15日 テーマ
あたらしいナノテク[手で作る・手で動かすナノテクと新しい材料]
 
内容
ナノテクは最先端の難しい科学技術ですが、それをいかに簡単に成し遂げるかが、その技術を一般に広げるためには必要です。
今回は、私たちの手でできるナノテクのいろいろな紹介でした。かき混ぜたり、濾過したりするだけでナノメートルサイズの孔を持つ材料を作る技術。耳かき一杯でテニスコートー面分の表面積ができるというのにも驚きました。
振りかけるだけで見えないセシウムイオンが光り出す技術や、分子マシンを手で自由に操る技術など、ユニークなナノテクの話でした。
  講師 有賀 克彦 宅配先