2013年活動実績2013年活動実績

12月19日 テーマ
宇宙の極限エネルギー粒子を探る
 
内容
地球には宇宙空間から宇宙線という荷電粒子が降り注いでいます。
なかには1個で10J(ジュール=1Jは小さなリンゴ位の重さの物体を1m持ち上げる時の力))をこえる極限的なエネルギーを持っているものがあります。これは人工的に加速器でつくられるエネルギーより7ケタも高く、それがどのようにして造られているのかは謎のままです。
JEM-EUSO(超高エネルギー宇宙線観潮望遠鏡)はこの宇宙線を数百個とらえて、その起源天体をつきとめ、宇宙最強のエネルギーのナゾを解きあかそうとしています。
  講師 戎崎 俊一 宅配先 三鷹ネットワーク大学
11月21日 テーマ
植物成分のナゾ [毒と薬は紙一重]
 
内容
里山などで自然に生えてくる野草などを食したことで、毎年多くの野草中毒事故が発生し報道されています。厚生省や農林水産省および各自治体等のホームぺ-ジでは個別の事故について状況を詳しく説明するなど、中毒防止のキャンぺ-ンを行っています。
それでは、なぜそのような中毒事故が発生するのでしょうか?
自然界の植物は自己の生存戦略として強力な寿性物質を含むものがあるためです。
今回は、そのような植物成分の特性、山菜と毒草の見極め方、誤食事故の防止法、植物毒に由来するガン治療薬、心臓病の特効薬、痛風の特効薬、麻酔薬等々のエピソード、健康サプリメントなどの新しい潮流などについての講義でした。
  講師 吉田 茂男 宅配先 三鷹ネットワーク大学
10月17日 テーマ
クスリの薬効と副作用の発生のしくみ
 
内容
治療薬の薬効と副作用は分離させることが困難なことが多く、そのために「クスリは両刃の剣」と言われてきました。
副作用が発生してしまう人体の薬剤代謝の機序と副作用を軽減するための試みについて専門家の間では様々な試行錯誤によって、私たちの病の克服が次第に近づきつつあるという講義でした。
  講師 板倉 勝 宅配先 三鷹ネットワーク大学
9月19日 テーマ
ヒッグス粒子とは
 
内容
ヒッグス粒子が存在しなければ、宇宙を構成するすべての星や生命は生まれないことになるため、「神の粒子」とも呼ばれているヒッグス粒子の発見は、世界中の素粒子物理学者を驚かせました。宇宙のすべての物質に「重さ=重力」を与えるこの新粒子の発見によって、新しい物理学への展望が開かれたのです。
ヒッグス粒子とはどのようなものか、これを見つけるために使われたLHC(Large Hadron Collider ラージハドロンコライダー/大型ハドロン衝突型加速器)は一体どんなものなのか。
またどのようにして発見されたのでしょうか。さらにヒッグス粒子発見後の課題についても解説があった対談形式のわかりやすい講義でした。
  講師 神前 純一 / 高柳 雄一 宅配先 三鷹ネットワーク大学
9月1日 テーマ 光を元素で調べよう
講師 山村 紳一郎 宅配先 親子科学実験教室
8月18日 テーマ 紫外線について考えよう
講師 下村 正樹 宅配先 親子科学実験教室
7月20日 テーマ 磁石の不思議
講師 楠 的生 宅配先 親子科学実験教室
7月18日 テーマ
地球の重力をさぐる
 
内容
「重力」は、地球上の場合は物体に対して働く万有引力と地球の自転による遠心力との合力を指しています。 重力は地球上どこでも9.80/S2(=980ガル=1G)ではなく、微妙に変化しており赤道上では9.78ガル、極地方では9.83ガルと異なっています。 ガルの1000分の1をミリガルと呼び、このオーダーの重力は地質構造によって異なるため、重力測定は地質構造や活断層調査に応用されます。
最近では計測技術の進歩によって、ミリガルの1000分の1の単位マイクロガルが計れるようになりました。地球の自転変動をはじめ気圧変化や地下水位変化等の影響です。 今日ではマイクロガルのさらに1000分の1、すなわちナノガルの重力変化が追及の対象になり、マグマの移動に伴う変化は火山噴火予知に貢献しています。 私たちが重さを感じるだけかと思っていた重力は、地震・噴火の予知にまで利用できるという、自然災害国日本にとっては無くてはならない研究の話でした。
  講師 萩原 幸男 宅配先 三鷹ネットワーク大学
6月20日 テーマ
新しい磁石の話 [日本が誇る世界一の先端素材]
 
内容
私たちにとって磁石は身近な存在で、様々な用途に利用されています。
日本における磁石の開発は1917年、東北帝国大学本田光太郎博士らによるKS鋼の発明に始まりました。その後MK鋼、アルニコ磁石、フェライト磁石、俵博士の二相分離型SmCo(サマリウム・コバルト)磁石の発明を経て佐川博士のNd(ネオジウム)磁石の発明へと常に世界をリードしてきました。
今回の講座では現在、世界で一番強いレアアース磁石の様々な応用分野と最新の科学を実物でその強さを実感しながらの紹介でした。
  講師 楠 的生 宅配先 三鷹ネットワーク大学
6月14日 テーマ 医療の最前線
講師 餌取 章男 宅配先 親子科学実験教室
5月16日 テーマ
イグノーベル賞を受賞して
 
内容
イグノーベル賞は「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に与えられる賞です。2012年の音響賞に選ばれた栗原氏の講演でした。
栗原氏は自身の話した言葉を、ほんの少し遅れて聞かせることで、その人の発話を妨害する装置「スピーチ・ジャマー」の研究で受賞されました。
イグノーベル賞って一体どのような賞なのか、スピーチ・ジャマーの研究とはどのようなものなのか、実際に授賞式にも出席した産業技術総合研究所主任研究員の栗原一貴さんの講演でした。
  講師 栗原 一樹 宅配先 三鷹ネットワーク大学
4月18日 テーマ
タンパク質の形と動きを探る [構造生物学の最前線]
 
内容
普段、私たちは食事や運動、ものを見たり、音を聞いたりしています。 実は、これらのほとんど全ての現象で主役を演じているのはタンパク質なのです。
タンパク質は細胞内で様々なはたらきをする分子機械といえます。 しかし、一つ一つのタンパク質の大きさはナノメートルサイズ(髪の毛の太さの1000分の1程度)であり、その機械の“かたち”や“動き,を見ることは容易ではありません。
今回の講座では、細胞の中でモノを運ぶ輸送タンパク質、エネルギーを作る分子モータータンパク質、昨年のノーベル化学賞を受賞したアドレナリンなどを受け取るタンパク質などを例にして、 分子機械としてのタンパク質の機能を知るための取り組みを基礎からわかりやすい解説がありました。
  講師 尾高 雅文 宅配先 三鷹ネットワーク大学
3月23日 テーマ DNAを取り出してみよう
講師 皆川 敏一 宅配先 親子科学実験教室
3月16日 テーマ 科学教育の在り方
講師 餌取 章男 宅配先 サイエンス21の会
2月21日 テーマ
温もりのある機械を作るロボットスキン[有機エレクトロニクスの新展開]
 
内容
7つのノーベル賞に輝く米国ベル研究所留学中に、有機物を使った全く新しいトランジスタに出会った。
このトランジスタは、柔らかく曲げることもできる。しかも、プリンタでプラスティックフイルムに簡単に作ることができる。 それまでシリコンのような硬い半導体しか知らなかったので、その魅力に取り付かれました。そして、有機物の柔らかさを生かした応用を考え続けた末に、ロボットスキンのコンセプトを思いついたのです。
ロボットスキン、丸められるディスプレイ、羽よりも軽い太陽電池など、有機物で可能となるご自身が進める新しいエレクトロニクスの最前線を紹介でした。
  講師 染谷 隆夫 宅配先 三鷹ネットワーク大学
2月16日 テーマ ヒッグス粒子について
講師 餌取 章男 宅配先 サイエンス21の会
1月17日 テーマ
ノーベル化学賞に見る科学と芸術の世界[準結晶と芸術の融合を考える]
 
内容
原子や分子は規則的に周期を持って繰り返し並んでいるのが結晶です。 結晶となるためにはある同じ図形で空間を隙間なく埋められていなくてはならず、五角形ではできません。そのある筈のない五角形で埋められているのが準結晶と言われるものです。
この準結晶の発見で2011年度ノーベル化学賞を受賞したイスラエルのシェヒトマン教授の受賞理由に、「アルハンブラ宮殿のイスラムモザイクタイルに原子を置いて構造を決めた」とあるように、 この研究は新しい対称を持つ結晶構造の発見だけでなく、サイエンスアートのお手本のような研究で、特異な文化的な側面を持っています。
このように科学と芸術の世界にインパクトを与えた準結晶とはどんなものかを結晶の数理を用いて解説されました。科学の側からモザイクタイルに焦点を当てて準結晶の発見があったように、 芸術の側からもタイルを利用すると、美しい工芸品ができたり、面白いフラクタルアートができたりすることを、アートの作品を展示した説明でした。
数理幾何学によって導かれたイスラムのモザイクタイルを通して、科学と芸術が融合する世界を、作品を鑑賞しながら楽しんだ講義でした。
  講師 渡辺 泰成 宅配先 三鷹ネットワーク大学
1月12日 テーマ 技術のあり方について
講師 餌取 章男 宅配先 サイエンス21の会